どうもご無沙汰しております。
お二人とも元気に旅を続けているようで何よりです。
一月でケニアからケープタウンまで移動、というお話を聞いたとき、一ヶ月かー?と思ったのと同時に、いけないことないかな?と思いました。
期限が決まっていて先へ先へと進むスタイルは、自分も嫌いではないので。
僅かで端的な情報ではありますが、これが何かの役に立つならこれ幸いです。
ナイロビ
東アフリカ最大の都市、そして世界屈指の危険都市ナイロビ。
日中は人も多く、歩きやすいように思えますが、情報ノートの書き込みからは危険な香りがプンプンです。
大きな街だけあって、食べたり飲んだり買い物したりには困りません。
ただ停電は多いですね。昼夜問わず、いきなり停電になります。
自分の泊まった宿は「NEW KENYA RODGE」。街の中心部からちょっとダウンタウン寄りにあります。
日本人がけっこう集まる宿で、自分が着いたときにも3人の日本人がいました。情報ノートありです。
中はこんな感じでネットなど皆無なので、そのままJUNGLE JUNCTIONにいるほうが良いかと思います。
サファリ ナクル湖
自分はNEW KENYA RODGEでそのまま申し込みました。
うろ覚えですが、最初一日140ドルとか言われたのを、120ドルぐらいまで値切ったような。
他の人の話を聞けば、頑張って探せば、一日100ドル弱で行けるようです。
自分が申し込んだのは、ナクル湖とマサイマラを周るコース。
最初はナクル湖に向かいます。
ナクル湖では主に水生の動物が見られます。
フラミンゴの大群が来ることがあるらしく、それ目当てで行ったのですが、残念ながらこの時は飛来していませんでした。
水生の鳥類、猿、シマウマ、バッファロー、サイ等が見れました。
釣りができるところがあるというので、翌朝違う湖のボートサファリに行ってみました。
けっこう動物を見ることができましたが、
釣りはさっぱりでした。
サファリ マサイマラ
湖のあとはマサイマラに向かいます。
道中で故障して止まっているサファリカーに遭遇。彼らもマサイマラに向かうところだったというので、一緒に乗せていくことに。
行きの車はとんでもなくぎゅうぎゅうになりました。
泊まるところは公園にほど近いところにあるテント。
もともと設営してある大きなテントなので、電気、風呂もついており、けっこう快適です。
翌朝からは本格サファリです。
多少は時期も関係するのでしょうが、動物はたくさんいます。
サファリカー同士が無線で連絡をとりあっているので、どこかで見ものの動物がいた、という情報でも流れれば、多くの車が一斉にそこに集まる感じです。
ライオン
ゾウ
ヒョウ
バッファロー
これにサイを加えたものが、サファリのビッグ5として知られています。
これは希少度ではなく、その危険度からそう呼ばれている、っていうのを聞いたことがあります。
マサイ村
保護区のちょっと外側に、マサイ族の村があります。
まあ、サファリの客を相手にしている観光マサイですが。
マサイグッズが思ったより安く買えるので、興味があったら行ってみてもよいかもしれません。
ナイロビ→モシ
自分はキリマンジャロに行くため、まずはモシへと向かいました。
ケニア国境からタンザニアへ。
ビザはアライバルですぐ取れます。
バスは思ったより快適でしたが、途中でわけもわからず待たされたり、よくわからないバスに乗り換えさせられたり。
およそ8時間でモシに到着です。
モシ→ダルエスサラーム
バス利用で10時間ほど。
バスの中でジュースを配ってくれたりと、けっこう快適でした。
ダルエスサラーム
タンザニアの首都ですが、ここも悪い噂ばかりです。
自分がいたときは、いきなり力づくで車に連れ込まれ、ボコボコにされ金品を奪われる、という手口での被害をよく聞きました。
宿はYWCAやYMCAが無難そうな感じです。
YWCAにはファミリールームというのがあり、2つベッドがあるにも関わらずシングルよりも安いというので評判です。
ダルエスサラーム→ザンジバル
普通の船と高速船があります。船は東海汽船のお下がりです(笑)。
自分は行きも帰りも高速船を利用してしまいました。
チケット詐欺に注意、などという情報もありますが、普通にターミナルの中に買いにいけばよいので、まあ騙されることはないかと。
歩き方で見たような気がするのですが、現地の人が使っている帆船のようなものにも乗れるとか。自分はそれを使った人に出会っていませんが。
高速船で2時間ほど。
ザンジバル
観光的にもしっかりしており、ここはあんまり嫌なところがありませんね。
ストーンタウンには宿、市場、屋台等充実しています。
ダラダラ乗り場のあたりが市場になっていて賑わっています。
自分が泊まった宿は、イエメン風の室内でした。ムスリムの影響を強く感じます。
夕方になると、港のほうでは、子供達の飛び込み大会が。
そして、ザンジバルピザ、海鮮焼の屋台も並びます。
ここは観光用で高めですが、市場のほうだともう少し安くあがります。
夕日も綺麗です。
ジャンビアーニ
一緒にキリマンジャロに登った旅人が、ある宿にテントを置いていったというので、あわよくば回収できればと思いその宿へ行くことに。
ダラダラで3時間ほど。
ジャンビアーニに到着。
マライカという、日本人が集まりやすい宿。
テントは?と聞いてみたら、そんなものは無いと言われました。
ここは何にもない場所ですが、
とにかく海と空は綺麗です。
宿の人に頼むと、ウニ採りとか、釣りとかをさせてくれます。
ダルエスサラーム→ルサカ
ビクトリアフォールズに向かうため、さらに南下します。
ロンプラにしか情報がなかったのですが、ルサカ直行のバスがあるとのこと。
24時間ぐらいで着くとの情報だったので、時間短縮のため、鉄道ではなくバスを選択することに。
朝6時バス出発。
なんだかペースが遅いと思ったので隣の人に話を聞けば、どうやら国境で一泊するとのこと。どう考えても一日では着かない感じではないですか。
バスの中で寝ても良いらしいのですが、自分の隣の人が心配してくれ、一緒に泊まらないか?と言ってくれました。
この日は男二人で枕を並べ床に就きました。貞操の危機があるかもとか思いましたが、それは取り越し苦労でした(笑)。
翌朝、国境は歩いて越え、ザンビア側で待っているバスに乗り込みます。
ビザはアライバルですぐ取れます。
それにしても、このバスはあんまり良くない感じでした。
荷物も人もぎゅうぎゅうのすし詰めで、自分の肘掛に人が座ったり手を乗せてきたり。
自分が日本人だとわかると、「これから皆スワヒリで話そうぜ!日本人にはわからないからな!」みたいなことを言う人がいたり。
まあ、隣の人が本当にいい人で、宿とか食事とか色々助けてくれたことに本当に救われました。
結局、46時間かかって、ルサカに到着です。
ルサカ→リビングストン
隣の人は、家に遊びに来いとか言ってくれたのですが、この先の予定のことも考え、このまま先を急ぐことにしました。
早朝のリビングストン行きのバスがあるというので、それまで待つことに。
バスは綺麗でクーラーも効いていて、かなり快適です。
6時間でリビングストンに到着。
リビングストン
なんでもあるしっかりした街です。
ネット環境も一応整っているほうではないかと。
宿はJollyboysに泊まっていました。
設備、サービスの充実振りから、多くの旅人で賑わう宿です。有料ですがwifiもあります。
fawtty towersという宿はwifiがタダと聞いたことあります。
ザンベジ川
ここに来た目的の一つ、タイガーフィッシュという魚を釣るため、ザンベジ川中洲のロッジに泊りこみました。
何とか魚は釣れ、
それを料理して食べたりしました。
ここでは釣りぐらいしかすることがないですね。
ザンビア→ジンバブエ
ビクトリアフォールズを見ようと思いジンバブエへ。
この時期のザンビア側は干上がっているらしいのですよ。
一度ザンビアを出国してジンバブエに入国した後、再びザンビアに戻るには、ダブルのビザが必要になるか、もしくは入国時に再びビザを取らなければならないと宿の人には言われました。
それは面倒だしお金もかかるので、ちょっと策を講じることに。
まず国境で「バンジージャンプをしに行く」といって、別紙にスタンプを押してもらいます。
国境にかかる橋のところでバンジーをやっており、それだけして帰ってくるなら出国したことにはならないのです。
まずこれでザンビアを出てジンバブエには普通に入国。
出国記録を確認されたらどうしようかと思いましたが、そんなことはありませんでした(笑)。ビザはアライバルで取れます。
あとはザンビアに戻るときは「バンジーをしてきた」といって別紙を渡すだけでいけるはずです。
ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)
国境からしばらく歩きビクトリアフォールズへ。
滝を発見したリビングストン像が。
世界三大瀑布の一つ。
乾季とはいえ、場所によっては雨の中のように水滴が降り注ぎます。
雨季だったらもっとすごいのでしょうか。
自分はやらなかったのですが、滝の下流のザンベジ川でのラフティングは、かなり面白いらしいですよ。
ジンバブエ→ザンビア
ジンバブエ側国境は難なく突破。
ザンビア側も「バンジーをしてきた」で無事通れました。
バンジーはけっこうお勧めっぽいです。そういえば、先日ここのバンジーで、紐が切れて落ちた人がいましたね。
ボツワナ
一日空いたので、日帰りでボツワナのサファリをしに行くことに。
ビザはアライバルで取れます。
ここは主にボートサファリになりました。
ワニ
カバ
ゾウなどの水辺の生き物が。
昼食後ブラブラしていたら、釣りをしている子供を発見。
竿を借りて、少し釣りをさせてもらいました。
ビクトリアフォールズ(ザンビア)
この時期のザンビア側は水がないらしいのですが、「デビルズプール」という場所があるそうなので行ってみることに。
本当に水がありません。雨季だとこんなところは歩けないのでしょう。
しばらく歩くとリビングストンのレリーフが。
話によると、デビルズプールというのは、ビクトリアフォールズの滝のふちにある水のたまり場で、かなり滝のギリギリにあるにも関わらずそこで泳ぐことが出来る場所とのこと。
けっこう歩いて、たまたまいた人に場所を聞いたところ、そこは私有地でガイドと一緒でなければ入ることはできないと言われました。
話しかけた人がそこを管理しているようで、ここから先には行かせないという感じが伝わってきたので、そのまま戻ることを余儀なくされました。
この日の午後にリビングストンを発つ予定だったので、やむなく街へ戻ることにします。
水はありませんでしたが、滝のギリギリまでいけるのは面白いかもです。
ザンビア→南アフリカ
リビングストンの空港からヨハネスブルグへ。
乗り換えに数時間あったのですが、恐ろしくて外には出られませんでした(笑)。
…と、自分はこんなの感じの一ヶ月でした。
先日、一緒にキリマンジャロを登ったメンバー達と会う機会があったので、ナミビア、南アについても色々聞いてみました。
じっくりとアフリカを旅してきた彼らは、一ヶ月では厳しいのでは?とも言ってましたが、自分はいけそうな気がしています。
ケニア→ダルエスサラームは直行バスがあります。
リビングストンで滝を見た後ですが、リビングストン→ウィントフックの直行バスがあります。
ナミビアは、とにかく観光スポットへのアクセスが悪い、ということを皆口を揃えて言っています。
移動・観光の方法としては、有志を募ってレンタカーを借りて、夜はテントに泊まる、というのがポピュラーな方法とか。
南アは交通網も発達しており、移動・宿泊の心配はあまりないとのことです。
ただ、皆ヨハネスは避けていますね。
バスが嫌いではない自分は、ほぼバス移動になってしまいましたが、アフリカ内もLCCの何社かが飛んでいます。
効率よい移動手段も組み合わせれば、ご希望のポイントは全部周れるのではないでしょうか。
自分は前回のアフリカの旅のトラウマに囚われており、あまり大胆に行動できませんでした。
どこに行くにもビクビクしながら、恐怖と戦いながらの旅でしたが、それでも改めてアフリカに行ってよかったと思っています。
アフリカが危険なところという事実には変わりないのですが、それでも良い人々もいて、皆が一生懸命に日々を生きているのが実感できたからです。
お二人の場合は、常に二人で行動できるので、リスクはかなり低減できるのではないかと思います。
見所いっぱいのアフリカを、慎重かつ大胆に進んじゃって下さい!!
いままで色んな人の話を聞いた中でも一番酷い目にあっている自分が、まあこうして生きているし、行ってよかったとも思っているので(笑)。